高度粒子線科学技術特論レポート(1)
問題
以下の設問に解答せよ。
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問題1
参考資料(20世紀におけるプラズマ物理の歴史と将来展望)を熟読し、
図1(技術)と図2(物理)の中の各1つの項目(例えば、ネオン管やCMAダイヤグラム)を選んで、
図表、数式等を使って簡潔に説明せよ。
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問題2
温度T、圧力p=(nn+ ni+ ne) κ T
の熱平衡弱電離プラズマを考える。(κ はボルツマン定数。)
(a)
サハの式より、
電離度ζ = ni/( nn+ ni)は
ζ2/(1-ζ2)
=(2πme/h2)1.5
((κ T)2.5/p)Exp(-eVI/κ T)
で与えられる。ここで、eは素電荷、meは電子の質量、
hはプランク定数である。
以下の表の電離電圧VIのデータを用いて、
電離度を温度の関数としてグラフを作成し、
解答ファイルにペーストせよ。
ただし、圧力は105, 1.0, 10-3
の3通りとし、温度の最大値は1eVとせよ。
| element | Ionization potential[V] |
| Cs | 3.89 |
| Ar | 15.76 |
| He | 24.58 |
(b)
ζ > 0.1を強電離プラズマの条件とすると、セシウム強電離プラズマ
を得るのに必要な温度は電離エネルギーのおよそ何分の1か?
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問題3
滅菌、除菌、殺菌の違いを明確に示せ。さらに、
プラズマおよび放射線を用いた滅菌処置について、その違いを論じよ。
また、プラズマが特に有効であると思われる対象、場面を指摘せよ。
注意
解答は、こちらの用紙を
プリントアウトし、ワープロを使って作成し、3ページのpdfファイルに変換し、
電子メールの添付ファイルとして提出せよ。
提出先のメールアドレスおよび受付期間は、別途アナウンスする。
なお、提出メールの件名は「2200106001木2コマ(1)」添付するファイル名は
2200106001_abst1.pdfの様に自分の学籍番号(例では2200106001
としている)を入れておくこと。この指示を守らない場合は、減点対象とする。
回答内容に不備があれば、個別に再提出を求める場合がある。受付期間内に提出された
メール+添付ファイルの内、最新のものを評価の対象とする。
レポートの内容、提出法等の質問はメールやチャットではなく、授業支援システムの
フォーラムに、学籍番号を明記し(氏名は不要)投稿せよ。
個人や友人間で判断した変更は、先に記載した様に、減点対象になる。
友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた
結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、両方とも0点と
評価するので注意すること。
(last modified at 20th April 2020)