量子放射線の世界
1. 基本情報
配当年次 1〜4年次
配当学域・学類 全学域、全学類
開講曜日・コマ 木曜日・1コマ
教室 B3-206
2. 代表担当教員の基本情報
担当教員名 松浦寛人
研究室 C14-213
連絡先 (E-mail matsu@ me.osakafu-u.ac.jp)
オフィスアワー 月曜10:30am-1:00pm(できれば事前に連絡を)
3. 授業目標
量子放射線の概念を理解し、その計測はどのように行うか、物質はどのような影響を受けるのか、 生体はどのような影響を受けるのか等についての基礎的概念を構築します。 さらに量子放射線が、ナノ加工を始めとする現代社会においてどのように利用されているか、 どのように安全管理されているかについても知識を深める事が授業目的です。 この授業においては、学生が量子放射線のより専門的な学習に抵抗無く取り組める様になることを達成目標とします。
4. 教科書
· 特になし。必要に応じて資料を配布する。
5. 参考書
· みんなのくらしと放射線「みんなのくらしと放射線」知識普及実行委員会 編 大阪公立大学共同出版会 刊
· 「放射線利用の基礎知識」東嶋和子著(講談社ブルーバックス)
· 「やさしい放射線とアイソト-プ」日本アイソト-プ協会編(日本アイソト-プ協会)
6. 授業時間外の学習(準備学習等)について
テレビ、ラジオ、新聞等のマスコミ、あるいはWeb等で量子や放射線の記事を見つけた時は、積 極的に接するとともに、機会を見つけて疑問点があれば教員に質問してください。
授業計画
量子放射線とは何か、量子放射線はどのように検出され、身の回りに存在するのか、 材料や生体にどのように影響するのかについて理解を深めます。 また本学研究推進機構放射線研究センターや学外での共同研究施設で行われている研究開発も含め、 身の回りで利用されている量子放射線技術について分かり易く説明します。
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回 |
月日 |
概要 |
備考 |
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1 |
10月3日 |
ガイダンス、 |
松浦 |
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2 |
10月10日 |
量子放射線の計測 |
宮丸 |
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3 |
10月17日 |
量子放射線による環境分析 |
伊藤 |
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4 |
10月24日 |
量子放射線と原子力 |
小嶋 |
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5 |
11月7日 |
放射線安全管理学 |
秋吉 |
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6 |
11月14日 |
量子線を用いた分析科学 |
津久井 |
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7 |
11月21日 |
非破壊検査 |
谷口 |
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8 |
11月28日 |
農業、バイオ分野における量子放射線の利用 |
古田 |
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9 |
12月5日 |
量子放射線の生物作用と防護 |
田中 |
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10 |
12月12日 |
量子放射線の化学作用の工業応用 |
清田 |
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11 |
12月19日 |
量子放射線の抗がん効果とそのメカニズム |
朝田 |
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12 |
12月26日 |
量子ビームを用いた微細加工 |
川又 |
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13 |
1月9日 |
量子放射線を用いた材料科学 |
堀 |
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14 |
1月16日 |
量子ビームによる表面科学の世界 |
梅澤 |
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15 |
1月23日 |
量子放射線の相互作用、まとめ |
松浦 |
7. 成績評価
すべての回の出席を基本とし、欠席が多いものは成績評価対象としません。 試験は実施しないため、 個別の講義における小テスト、レポート課題の提出割合や、 レポートから伺い知る理解度などをもとに全ての講義の理解度を総計した成績として総合的に評価します。 合格(C以上)のためには、各レポート課題でおおむね60%以上の理解度を示す必要があります。
8. 注意事項