物理学B

1.  基本情報

配当年次     1年次

 配当学域・学類  工学域、機械系学類

開講曜日・コマ  後期水曜日・IIIコマ

教室        B3-118

 

2.  担当教員の基本情報

担当教員名    松浦寛人

研究室       C14-213

連絡先      (E-mail matsu@ me.osakafu-u.ac.jp)

オフィスアワー  月曜10:30am-1:00pm(できれば事前に連絡を)

 

3.  授業目標

力学と並んで古典物理学の柱である電磁気学について学ぶ。 適用範囲は狭いが、より身近なクーロンの法則やビオ・サバールの法則から出発して、 電磁気学の基本法則であるマクスウェルの法則を導く。その過程を通じて以下のような 電磁気学の構造を理解することを目標とする。

  1. 静電場(クーロンの法則、電場、ガウスの法則、電位、導体、電場のエネルギー)。
  2. 定常電流。
  3. 静磁場(ビオ・サバールの法則、アンペールの法則)。
  4. 時間変化する電磁場(電磁誘導の法則、変位電流、マクスウェルの方程式、電磁場)。

 

4.  教科書

「物理学(三訂版)」小出昭一郎著、裳華房(前期「物理学AI」と同じ。)

 

5.  参考書

·      「基礎演習シリーズ 物理学」小出昭一郎編著、裳華房

·      「動画だからわかる物理」鈴木久男ほか著、丸善株式会社

 

6.  授業時間外の学習(準備学習等)について

授業時間だけで、この講義の内容をすべて理解し、その理解を記憶に定着させる ことは出来ません。授業の復習はもちろんですが、予め予習し理解できないところ をチェックしておくと、授業中の集中度も上がってより効果的です。 授業計画に従って教科書の対応する箇所を読んでおいてください。また、 オフィスアワーや授業支援システムも利用してください。授業支援システムでは 各種の連絡も行う予定です。

授業計画

月日

概要

備考

1

 9月30日

ガイダンス、場の概念とクーロンの法則

 

2

 10月7日

ガウスの法則

 

3

 10月14日

静電ポテンシャル(力学との対応)と静電誘導

 

4

 10月21日

コンデンサーと誘電分極

 

5

 10月28日

電場のエネルギー

 

6

 11月11日

定常電流の流れ方と熱作用

 

7

 11月18日

中間試験とまとめ

 

8

 11月25日

キルヒホフの法則

 

9

 12月2日

磁場と磁力線

 

10

 12月9日

磁性体、電流が磁場から受ける力

 

11

 12月16日

電流の作る磁場、アンペールの法則

 

12

 12月23日

電磁誘導の法則、レンツの法則

 

13

 1月13日

交流発電機と電気振動

 

14

 1月20日

マクスウエルの方程式

 

15

 1月27日

電磁波、ヘルツの実験

 

16

 2月3日

期末試験

 

 

7.  成績評価

成績は、小テスト・レポート課題を20%、中間試験を30%、 期末試験を50%で評価します。

 

8.  注意事項

出席管理は118教室の出席システムで行います。 授業開始前と終了後に2回、学生証で出席システムにタッチしてください。 当然のことですが、 講義中は、私語、携帯電話の操作、飲食など講義環境を乱す行為は禁止です。 例年より大きな教室で対面授業を行う予定ですが、予め座席表を定めますので、 自分の席を確認し、それ以外の席に着かない様にしてください。 このような連絡は、授業支援システムを通して行いますので、少なくとも 毎回の授業の前に支援システムに登録された情報はチェックするようにしてください。