原子力エネルギー工学特論レポート(3)
問題
以下の設問に解答せよ。
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問題1
核融合炉を中性子源として使う事を考える。
(a)
炉心プラズマの実効体積(核融合反応が起る高温領域の体積)を100 m3,
その領域の密度を 1020 m-3, イオン温度を 10 keV
とするとき、1秒当たりの中性子発生量を計算せよ。ただし、10 keVでの
核融合反応率は
DT反応で < σ v > = 8 × 10-23 m3/s、
DD反応で < σ v > = 3 × 10-25 m3/s、
を用いること。
(b)
プラズマ密度が変わらない条件下で、中性子発生量を増やすのには
どのような工夫が考えられるか?
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問題2
核分裂炉の使用済燃料に含まれる
マイナーアクチノイドの分離変換プロセスに
核融合中性子を積極的に利用する可能性について自由に論ぜよ。
(ヒント)DT中性子の様な高エネルギー中性子は (n,2n)反応等の増倍を起こし易い。
これに対して、リチウム6から核融合燃料のトリチウム増殖を行うには
低速の中性子ほど有利である。
中性子の拡散・減速を考えて、これを有効利用するには、
どのような複合炉心の構成が好ましいか?
注意
解答は、こちらの用紙をプリントアウトし、
氏名などを記入して、手書きすること。
ワープロ作成やルーズリーフや市販の レポート用紙の使用は不可とする。
1ページを原則とするが、必要であれば 追加ページを認める。
ただし、裏面への記入は無効とする(評価しない)。
複数枚の解答用紙全体を ホッチキスなどで留めることは固く禁止する。
(クリップ留めは良い。)
友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた
結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、全て0点と
評価するので注意すること。
レポート受付は原則月曜1コマの授業終了時とする。
最終提出期限は8/1とする。それ以前の提出も歓迎する。
(last modified at 2nd July 2018)