原子力エネルギー工学特論レポート(3)

問題

• 問題1
  以下のパラメーターを持つ直方体研究炉を考える。

  無限体系増倍率 k∞	1.68
  熱中性子のフェルミ年齢 τ(cm2)	56.2
  熱領域の拡散面積 L2(cm2)	2.79
  炉心の高さ a(cm)	57.0
  炉心の幅 b(cm)	35.0
  外挿距離 δ(cm)	8.2

  
  (a)6因子公式に従って炉心の実行増倍率k_effを バックリングB²の関数として計算し、 k_eff=1を実現する、 材料バックリングB_m²の値を求めよ。
  (b)形状バックリングB_g²を炉心の奥行サイズcの関数として 計算し、 炉を臨界状態に保つのに必要な大きさcを決定せよ。ただし、中性子束は、 z=0を炉の中心として、 Z=±(c/2+δ) で0となると近似される。

  
  (ヒント) いずれも非線形方程式の解を求めることになるが、 簡単なグラフを書いて近似解を求めるだけで十分である。

• 問題2
  質量数238〜242のプルトニウムの各同位体の生成反応と 主な崩壊過程を調べて、簡単な表に整理せよ。

注意

友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた 結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、全て0点と 評価するので注意すること。

レポート受付は原則月曜1コマの授業終了時とする。 最終提出期限は7/24とする。それ以前の提出も歓迎する。