原子力エネルギー工学特論レポート(2)
問題
以下の設問に解答せよ。
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問題1
(a) 化学シムについて、その仕組みと用途を簡潔に述べよ。
(b) レーザー同位体分離法について、その原理と利点欠点を
簡潔に述べよ。
(c) TRIGAと呼ばれる原子炉はどのようなものか?解説せよ。
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問題2
定常状態の炉心(中性子密度n0)にステップ状の
反応度ρが加わった時の
1点近似の原子炉動特性方程式の解は、遅発中性子を1群で近似して次式で表される。
n(t)/n0
=
(β/(β - ρ)) Exp(λ ρ t / (β-ρ) )
-(ρ/(β - ρ)) Exp(-(β-ρ) t/ l)
(a) 3通りの負の反応度、-0.01, -0.005, -0.001に対して
n(t)の1つのグラフに描け。
ただし、n0=100 m-3とせよ。
(b) 十分大きなtでのn(t)のグラフをt=0まで外挿した値n1
を各反応度に対して求めよ。
(c) n1とρの関係を
グラフに描き、その関係を推定せよ。
この問題では以下のデータを用いよ。
別紙にグラフを書く時は、氏名と学籍番号を必ず記すこと。
遅発中性子の割合 | β | 0.0064 |
遅発中性子先行核崩壊定数 | λ(s-1) | 7.8×10-2 |
即発中性子寿命 | l (s) | 5.0×10-4 |
注意
解答は、こちらの用紙をプリントアウトし、
氏名などを記入して、手書きすること。ワープロ作成やルーズリーフや市販の
レポート用紙の使用は不可とする。1ページを原則とするが、必要であれば
追加ページを認める。ただし、裏面への記入は無効とする(評価しない)。
複数枚の解答用紙全体を
ホッチキスなどで留めることは固く禁止する。(クリップ留めは良い。)
友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた
結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、全て0点と
評価するので注意すること。
レポート受付は原則月曜1コマの授業終了時とする。
最終提出期限は7/4とする。それ以前の提出も歓迎する。
(last modified at 1st June 2016)