原子力エネルギー工学特論レポート(2)
問題
以下の設問に解答せよ。
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問題1
(a) 質量公式を用いて、ウラン236複合核の質量をMeV単位およびkg単位で求めよ。
(b) 核分裂1回当たり取り出されるエネルギーを200MeVとすると、
質量のどれくらいの割合がエネルギーとなったか?
(c) 1Wの熱出力を得るのに、毎秒何回の核分裂を起こす必要があるか?
また、何kgのウラン235が消費されるか?
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問題2
熱中性子炉における中性子の1世代を考えて、4因子公式
k∞ = ε η p f
の右辺の各因子の物理的意味を簡潔に説明せよ。
また、次の熱中性子に対する断面積データ(単位はバーン)を使って
x%濃縮ウランの再生率
ηを計算せよ。(学籍番号が奇数の諸君はx=2、偶数の諸君はx=4とせよ。)
| 全吸収断面積 | 核分裂断面積 | 核分裂当たり発生する平均中性子数 |
238U | 2.7 b | 0 b | ---- |
235U | 681 b | 582 b | 2.42 |
注意
解答は、こちらの用紙をプリントアウトし、
氏名などを記入して、手書きすること。ワープロ作成やルーズリーフや市販の
レポート用紙の使用は不可とする。1ページを原則とするが、必要であれば
追加ページを認める。ただし、裏面への記入は無効とする(評価しない)。
複数枚の解答用紙全体を
ホッチキスなどで留めることは固く禁止する。(クリップ留めは良い。)
友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた
結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、全て0点と
評価するので注意すること。
レポート受付は原則月曜1コマの授業終了時とする。
最終提出期限は7/1とする。それ以前の提出も歓迎する。
(last modified at 25th MAy 2013)