原子力エネルギー工学特論レポート(1)

問題

• 問題1
  参考資料(研究用原子炉の歴史を顧みて)を熟読し、 記載されている研究炉の一つを選んで、 その特徴を要約せよ。少なくとも、表1または表2の 項目はきちんとした文章で取り込むこと。

• 問題2
  (a)　質量公式(講義資料2を参照)を用いて、 ウラン236複合核の質量をMeV単位およびkg単位で求めよ。
  (b)　この複合核が、 イットリウム95とヨウ素139に核分裂するとすると、 取り出されるエネルギーはどれくらいになるか質量公式から推定せよ。 また、これは質量のどれくらいの割合がエネルギーとなったことになるか？ ただし、 質量公式で質量数Aが奇数の核種の対エネルギー項は0で、偶数の核種の 対エネルギー項は次式で計算せよ。
  Δ = -a_p (Z is odd), +a_p (Z is even), a_p=11.2 MeV
  (c)　1Wの熱出力を得るのに、(b)と同様の核分裂を毎秒何回起こす必要があるか？ また、このとき何kgのウラン235が消費されるか？

• 問題3
  動力炉では酸化物ペレット、研究炉では金属合金のウラン燃料が使われる事が多い。 各タイプの原子炉の特徴をふまえて、 各々の型の燃料の利点と問題点を要約した上で、 上記の利用法の違いを説明せよ。

注意

なお、提出メールの件名は「2200106001月1コマ(レポート1)」添付するファイル名は 2200106001_anet1.pdfの様に自分の学籍番号(例では2200106001 としている)を入れておくこと。この指示を守らない場合は、減点対象とする。 回答内容に不備があれば、個別に再提出を求める場合がある。受付期間内に提出された メール＋添付ファイルの内、最新のものを評価の対象とする。

レポートの内容、提出法等の質問はメールやチャットではなく、授業支援システムの フォーラムに、学籍番号を明記し(氏名は不要)投稿せよ。 個人や友人間で判断した変更は、先に記載した様に、減点対象になる。

友人にヒントなどを教えてもらうことは構わないが、必ず自分で考えた 結果を提出すること。極端に類似の(丸写しの)レポートがあれば、全て0点と 評価するので注意すること。